ハワイで出産(4)ついに出産

麻酔処置をしてもらった明け方から、一気に体力温存できるようになって、ひと眠りしました

 

起きている間は旦那と無駄話したり、氷をたべさせてもらったりして、リラックス

 

7-8時に産婦人科の先生が子宮口をチェックした時には、3-4センチだったのに、10時半くらいにナースが様子みてみるということで子宮口がどれくらい開いているか確認すると…

 

10センチ開大

 

これにはナースも私たちもびっくりで、ナースに「赤ちゃんが押し出ようとしてる感覚ない？おなかが圧迫される感覚ない？」と言われるも、始めての出産でいまいち分からず

 

とりあえず、もういざ産む準備に取り掛かるということで一気に慌しさを増すLDR

 

ベビをとりあげるための機材や分娩に必要な手術用具のほうなものまで、どんどこ準備が進みます

 

ナースは担当者以外に2-3人が常時滞在し、プッシュ(力み)の練習に取り掛かります

 

今迄ただのベッドだったのが、両膝をたてられるお産用ベッドに早変わり、横向きから仰向けになると、陣痛の間隔に合わせて、力みます

 

初めのうちは、力み方がわからなかったんだけども、なんとなくお腹に圧がかかるタイミングがわかってきたので、ナースの1、2、3…っていう掛け声でおもいっきり押し出すように力を入れます

 

ただこのプッシュ、あまりにも力を入れるもんだから、頭に血が上って、血管切れそうになるわ、気持ち悪くなるわで途中吐き気との戦いに酸素マスクをして、何度も休憩しつつ、続けます…

 

途中でカピオラニ病院先生がベビの頭が下向きになっているか確認に来たり、おまたの目の前に大きな鏡をおいてくれて、あそこに集中して力めるよう調節してくれました

 

この鏡のおかげで、うまく力めるようになると、あそこからベビの髪の毛が見え隠れするように

 

プッシュを始めたのが11時で12時の時点では、ベビの頭がもう飛び出そうなくらい

 

ただ私の担当の産婦人科の先生がなかなか到着せずに…

 

「ナースに力まないで、ちょっと待ってーーーーー」

 

とストップをかけられながら、先生の到着を待ちました

 

そして12時過ぎに先生が到着すると、みんな所定の位置について、いざ本番

 

練習通りにプッシュします

 

すると、一度目の掛け声1、2、3…で、なんと生まれた可愛い女の子

 

真っ赤なお顔に、白い手足…

オギャーなんて言ってくれずに音を出さずにこの表情すかさず産婦人科の先生がベビのお口からスポイトのようなもので、羊水を吸い取ります

 

すぐに私の胸下に抱かせてくれて、私は感動で絶対に泣くと覚悟していたのに、実際は我が子が無事に生まれてきてくれたかどうかだけが心配で、涙は一滴も出ず

 

この出産で力んでいる間、ナースたちと結束して頑張った感じがすごく強かった旦那はというと、途中途中ナースの指示で私の足を抑えたり、あおいだり、ゲロ袋支えたりとかしていたけど、私からすると微力だったね…

 

ただ旦那が何かしてくれたとかいう問題じゃなくて、そこにいてくれたっていうことが一番大事で、いてくれるだけで安心だった

 

私はベビが小さいとか大きいとか分からなくて、少し不安だったんだけど、ナースがちょうどいいサイズだねって教えてくれて、旦那はされるがままにへその緒カット

 

ベビはすぐに軽く体を拭いてもらって、帽子やおくるみでラッピング体温調整ができないから、暖かくしてあげるんだって

 

 

つづく